お米の育て方〜不耕起栽培とは〜

耕さない田んぼの一年をご紹介します

正月早々、種もみの塩水選を行い2月下旬には種まきです。藤崎農場は一ケ月も早く種を播きます。
種まきの後25日経ったら育苗ハウスを全開し、自然の状態で5.5葉の成苗(大人の苗)に育てます。冷害や干ばつ、病気や害虫などの自然災害に強い苗になります。
田んぼにはオタマジャクシがいっぱい、田植えが始まります(半不耕起では田植え前に田んぼの表面だけ軽くかき混ぜます)。
春の藤崎農場
稲はすくすく育ちます。雑草も頑張って伸びます。除草剤は使わないので、昔のように人力で除草します。
田んぼの中はカエル、メダカ、タニシ、ザリガニ、クモ、水生昆虫がいっぱいです。空にはトンボ、ツバメ、サギが飛んでいます。
7月末から8月初めにかけて、一斉に穂を出し花が咲き受粉し登熟期に入ります。
夏の藤崎農場
稲穂が首をたれ、しばらくすると黄金色になり稲刈りです。
田んぼの水を抜き、コンバインが活躍します。刈り取られたモミは乾燥機で乾燥し、モミすり機で玄米になります。藤崎農場の玄米は1.9mmの選別を行い充実した物もみを使います(普通は1.8mmの選別です)。
秋の空にはアキアカネが沢山飛んでいます。初夏に田んぼで生まれ暑い夏は涼しい山で過ごし、産卵のため田んぼに戻ってきます。
秋の藤崎農場
刈り取りの終わった田んぼに米ぬかを撒き、水を張ります。米ぬかは生きものの食べ物になります。田んぼは冬期湛水、氷の張った水中にも生きものの活動がみられます。
冬の静かな田んぼは、鴨がよく遊びに来ます。時々白鳥も飛来します。2月から3月にかけてニホンアカガエルが産卵のため、水を求めて田んぼに集まります。
冬の藤崎農場

お米の育てかたについて
一般の農法では稲刈りの後に秋起こし、冬に寒起こし、その後、春起こし、
田植え前に、あらじろ、最後に仕上げの代かきを年間数回行います。
藤崎農場では田んぼにトラクターを入れて耕しません。
田んぼを耕さない事で軽油の使用料は一般の農家の四分の一位です。
環境に優しいので田んぼの中は生き物がいっぱいです。
もちろん農薬や化学肥料は使いません、安全、安心です。
藤崎農場の米作りは不耕起栽培にプラスしていくつかのポイントがあります。

1. 冬期湛水(通年湛水)稲刈り後、
田んぼに糠を撒いて水をはります。

慣行農法では冬場は田んぼの水をぬいています。
この田んぼでは、水をはる事によりいろいろな生き物がいっぱいになります。
冬期湛水

2. 成苗(5.5葉の大人の苗)を使います。
一般の農法では稚苗(2.5葉の子供の 苗)を使います。
育苗期間は慣行農法では25日前後のところ、不耕起栽培では倍の約60日と長くなりますが、丈夫な大人の苗を植える事により害虫や病気に強い稲に なります。
種もみの中には2.5葉までの栄養しかないので、5.5葉の成苗にするために若干の化学肥料を使っています。

3. 天然ミネラルの補給
美味しいお米の取れる所は
近くの山からミネラル分の多い水が流れてくる所です。
藤崎農場の田んぼ関東平野の東端で、
使っている農業用水はミネラル分はありません。
昔は利根川が氾濫し上流から肥沃な土が流れて来て、
美味しいお米が取れたようです。
藤崎農場ではこれを補うため、毎年福島県棚倉町の天然ミネラル
(新生代 1500万年前の海底に堆積した海の泥)を補給しています。
天然ミネラル

他に藤崎農場では除草剤を使わないので、
田んぼの草取りも大事な仕事になります。


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